これまで(1)高齢者就業と公的年金制度、(2)有配偶女性の就業と税制・社会保障制度、(3)認可保育所の保育料と保育需要、(4)若年失業問題、(5)所得格差の動向などをテーマとして実証研究を進めてきた。現在は、有配偶女性の就業が世帯間の所得格差に及ぼす影響や、子どもの貧困問題、生活時間の国際比較、企業のワークライフ・バランス施策について研究しており、次世代を担う子どもの福祉という観点から持続可能な福祉社会のあり方を探りたいと考えている。本COEでは主としてSocial Quality Index の作成に従事している。