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倉阪 秀史
(くらさか ひでふみ)

 

千葉大学法経学部助教授/環境経済学・環境政策

 

■持続可能な経済社会への道筋を示す

 

  持続可能な経済社会の具体的なあり方を、エコロジカル経済学をベースとしつつ研究を進めている。特に、モノを販売するビジネススタイルのサービサイズ化(所有権を売り渡さないで収入を得るビジネス形態への移行)の可能性、地域的な資源を最大限活用するためのコミュニティ・ビジネスの新興とそれを支える指標としての永続地帯(エネルギーと食料を計算上地域自給できるエリアのマッピング)の研究を主に進めている。また、これらを実現するための環境政策の原理原則と手法を整理し、新しい原則としての予防原則、設計者責任、補完性原理、協働原則などを、経済学的に合理的に導くことも研究対象である。これらを通じて、持続可能な経済社会への道筋を具体的に描き出したい。