季刊「公共研究」  第2巻 第1号 2005年6月

■特集1/21世紀COEプログラム第3回シンポジウム

「NGOと開発援助〜環境、貧困、公共性〜」

開会挨拶

   持続可能な福祉社会から開発援助を考える(広井良典

〔第1部〕アメリカのNGOから見た、援助の現実と途上国の資源利用の実態

ビルマ(ミャンマー)の開発と人権・環境問題(秋元由紀)

ビルマ(ミャンマー)の山村経済と資源利用(高橋昭雄)

ラウンドテーブル

〔第2部〕日本のNGO、政府機関、国際機関から見た援助の現実

途上国における教育開発と子どもの権利(勝間靖)

国際環境協力をめぐる近況と今後の展開(田中聡志)

日本はいいことをしようとする前に、悪いことをやめるべきだ(田中優)

〔第3部〕開発援助、公共性、持続可能な福祉社会の創造

パネルディスカッション

■特集2/日本EU市民交流年記念シンポジウム

「ひとは市民となり、まちのにぎわいを創り出す-豊かさを共有するしくみとし ての文化」

   解説−ひとは市民となり、まちのにぎわいを創り出す(倉阪秀史

   持続可能性と地域コミュニティのサービス(倉阪秀史)

   市民自治で分極化する社会をつなぎとめる(岡部朋子)

   バルト海地域(ユッシ・ヤウヒアイネン)

   サステイナビリティ・チェーン(エンリック・テリョ)

   EUと日本の市民交流(ヴィクトール・ウガルテ)

   社会経済圏における地域通貨(スチュワート・A・ノーブル)

   ハンガリーにおける協働型・市民参加型の空間プランニング(エリザベス・ヴィシー)

■論説

「行政国家」から考える公共性論(宮崎文彦)

市民参加論の見取り図(三上直之)

要介護高齢者の口腔のケアから考える保健・医療と介護・福祉政策の連携(野村眞弓)

■研究ノート

ソウル市内部循環道路と東京都環状7号線道路の自動車騒音の外部効果比較分析(朴成重・金洸埴)

■書評

都市環境と「公共」の領域-環境史研究が与える示唆(吉永明弘)

■報告・紹介

当事者としてがんと向き合う(土橋律子)

インド環境研究の動向(柳澤悠)

新公共主義的リーダーシップと共和主義的機構論(一ノ瀬佳也)

イラクで今何がおこっているのか?(一ノ瀬佳也)

地域社会の持続可能性と大学(角田季美枝)


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