季刊「公共研究」  第5巻 第3号 2008年12月

■特集/コミュニティ・コモンズ・コミュニタリアニズム

巻頭言 特集にあたって (倉阪秀史)

コミュニティの基盤としての社会的共通資本 ――持続可能性という共通善の実現に向けて (倉阪秀史)

コメント:「真グローバリズム」と「持続可能性」の3要因を中心に (工藤秀明)

「コミュニティの中心」とコミュニティ政策 (広井良典)

コメント:弱い専門システム・弱い専門家 (大江守之)

コメント:コミュニタリアニズムとの関連において (小林正弥)

総合討論(柳澤悠、倉阪秀史、小林正弥、広井良典、吉永明弘、水島治郎、大江守之、岡部明子) 

■論説

ドイツ統治下の膠州湾租借地における支配秩序 ――総督府参事会の再編問題を中心に(浅田進史)

■資料/地球的環境危機に対する国際的提言

環境思想国際シンポジウム「地球的環境危機に対する国際的提言――環境思想とその公共哲学――」 ――その概要(小林正弥)

地球環境危機に対する千葉・緑の宣言 (ジョン・バリー、ロビン・エッカースレイ、小林正弥、松野弘)

日本の政策立案者や政策決定者に対する緑の政治と政策の提言 (ジョン・バリー)

日本の政策立案者に対する提言 (ロビン・エッカースレイ)

緑の提言〜気候政策の観点から〜 (ピーター・クリストフ)

地球人類危機としてのグローカル公害問題 ――北東アジアのエコ・コミュニタリアニズムと中国水汚染 (小林正弥)

グローバルな環境問題に対応していくための戦略的な提言の考え方 (松野弘)

気候変動「適応」対策における公共哲学の役割 ――途上国の自然災害リスク対策における公民連携 (森田明彦)

■報告・紹介

NGO化する市民社会〜新制度論の観点から〜 ――第4回地球福祉研究センター 研究セミナー報告<公共研究センターとのジョイント対話研究会> (杉山浩平)

大学―地域連携による「子ども大学」の実践 ――「子ども大学 in 千葉大学」の報告 (田村光子、吉川 亮)

賀川豊彦を読む――公共哲学部門対話研究会報告 (伊丹謙太郎)