21COEセミナー「コモンズ・コミュニティ・コミュニタリアニズム」



●企画意図:
当COEプログラムにおいては、2004年以来の研究者間の対話を通じて、
持続可能な規模(環境)と公正な所得分配(福祉)は、市場を通じた価
格調整のみでは確保できず、公共的市民に開かれた形でルールづくりを
進める政府と、人間の生活や環境が可視的で環境・福祉への配慮が行わ
れやすいコミュニティの役割を強化することが必要であるという認識を
育みつつあります。このシンポジウムでは、とくに、コミュニティに着
目し、経済的、政策的、政治的な視点から、その意義と役割をさらに掘
り下げていくことを試みます。


●プログラム:
13:00〜開始
司会:柳澤悠(21COE国際公共比較部門サブリーダー)

1 開会挨拶および主旨説明 倉阪秀史

2 倉阪秀史(21COE公共政策部門サブリーダー)
「コミュニティの基盤としての社会的共通資本
−持続可能性という共通善の実現に向けて−」(仮)
コメンテータ:工藤秀明氏(千葉大学法経学部教授)

3 広井良典(21COE拠点リーダー)
「『コミュニティの中心』とコミュニティ政策」(仮)
コメンテータ:大江守之氏(慶応義塾大学総合政策学部教授)

――休憩(10分)――

4 フロアも含めた総合討論
総合コメント:小林正弥(21COE公共哲学部門サブリーダー)
〔20分〕

終了挨拶:広井良典