公共研究方法論セミナー「公共研究」の可能性



●企画意図●
 環境や福祉、平和といった現代における諸問題は、既存の専門分野の枠内だけ
では十分な議論を展開することができず、また既存の分野において各々の研究
蓄積があったとしても、いずれの分野においても不可避の課題である「公共性」
研究が十分に展開されているとは言い難い状況です。本COEプログラムでは、
以上のような認識のもと、「公共性」及び「持続可能な福祉社会」の観点から
各々の研究蓄積を今一度捉え直すとともに、さらにそれを具体的な諸問題に即
して学際的に、より高度な次元において結びつけていく「公共研究」を探求し
てきました。

 今回のセミナーでは、このような「公共研究」という「革新的学術領域」が
切り拓く可能性について議論を行い、社会システム論がご専門で学問方法論に
も造詣が深い、今田高俊先生をお招きして、総合コメントを頂きます。

●プログラム●
司会:石戸光(公共政策部門)

1 広井良典(拠点リーダー)
「これからの科学・大学のあり方と公共研究」(仮)

2 倉阪秀史(公共政策部門サブリーダー)
「公共研究と市民参加」(仮)

3 小林正弥(公共哲学部門サブリーダー)
「公共研究と学問改革」(仮)

4 総合討論
総合コメント:今田高俊
(東京工業大学社会理工学研究科教授、社会システム論)